石碑巡遊〜手書きの魅力

名文・名筆を求め、各地の史跡・社寺などを巡り紹介していきます。現在、NOTEへ移行中完全移行後、こちらは閉鎖します。

埼玉県-川口市

源義経が通った橋を語る碑。側には空襲の悲惨さを伝える銅像も…。

こんにちは、今回は「鎌倉橋の碑」を見てきました。 写真だとわかり辛いですが、本のような見開き型の碑です。右側に題字として「鎌倉橋の碑」橋は異体字を当てています。 川口に「鎌倉」という地名があるのは何でかと気になったのですが、それはばっちりと…

謎が多くある元、恵比寿社のある碑 〜飯塚氷川神社

こんにちは。久々になってしましました。 今回は飯塚氷川神社に参拝してきました。 よく見たら社額も立派です。きっちりしています。 由緒を読むと、江戸時代には根津神社の領地に当たっていたことがわかります。 『風土記』にも氷川社ではなく、恵比寿社で…

寺小屋で書写を学んだ人物の書く記念碑と寺小屋を開いた人物の掲揚塔がある神社 〜東本郷氷川神社

こんにちは。今回は埼玉県道34号のさいたま草加線沿いにある東本郷氷川神社に参拝してきました。 参道の鳥居から見るとこんな感じです。なかなか広い境内です。 この手前の鳥居の横に大きな碑があります。 村社合祀記念碑 碑陽の上部に碑額としてでしょうか…

明治の織物職人の字 〜安行吉川氷川神社

首都高速川口線を横目に見える場所にこちらの氷川神社があります。 『新編武蔵風土記稿』巻135の吉岡組の項に 氷川社 村の鎮守なり明和の頃の草創なりと云 と伝わるそうです。明和とあるので、概ね1700年頃には存在した神社となります。 小さいですが、歴史…

東西に分離した西側の村の鎮守、中山桑林の書が多く残る 〜西新井宿氷川社

こんにちは。前の記事に引き続き、道を挟んで対面で建っている神社についてです。 こちらは埼玉に多い「氷川神社」(氷川社)です。 sekihijunyu.hatenablog.com 前回の記事はこちらです。 一先ず、境内にあった由緒から。 当地は、元禄年間(1688ー1704)以…

なぜ?日光御成街道を挟んで立つ2つの神社。その関係性は? 〜新井宿子日神社

こんにちは。今回は川口市新井宿にある子日神社に参拝して来ました。 新編武蔵風土記の新井宿村の項に 新井宿村は江戸より行程五里(約19,6メートル)土人は今西新井宿に対して当村を東新井宿共呼へり正保の改には伊奈半十郎荒川又六郎知行(土地)新井宿村…

全国的にも珍しい!?関鶴羽の手掛けた石碑が至近に存在。その2碑の関係性を探る。 〜藤八新田の天神社

年末も差し迫りました。 ブログを始めて早一年ほど。3日坊主の私がここまで続けられるとは驚きです。 普段、何気なく過ごしている日常から「石碑」というものをカッティングしようとすると思った以上に多いのに驚きます。 明治時代を中心に数多く立碑された…

御朱印の有名な神社で、漢字の字源を考え、合祀された神社を想う。〜九重神社

こんにちは、今回は九重神社に参拝してきました。 元々は氷川社であったものの、明治時代に周辺の八社を合祀したことで、九重神社に名称が変わったという由緒があります。 kokonoejinja.or.jp ご利益がなかなか強そうな感じですね。 さて、その入り口に社号…

水盆探索 〜安行氷川神社

こんにちは。久しぶりになってしまいました。 年末に向けて残業が増えている今日この頃です。 安行に小さな神社がありました。 氷川神社といえば埼玉県内に無数に存在する神社さん。その一つ。 昔は古い杉があったようで、現在の社殿は枯死した木の売却代金…

中山吉長頌徳之碑

目次 所在地:〒334-0053 埼玉県川口市安行吉蔵1-25 吉長橋 全景 碑額 碑陽 碑文: 碑文意訳: 中山吉長氏について 筆者 菅虎雄 まとめ 所在地:〒334-0053 埼玉県川口市安行吉蔵1-25 吉長橋 www.google.com 東京外環自動車道草加ICの近く、伝右川を横目…