石碑巡遊〜手書きの魅力

名文・名筆を求め、各地の史跡・社寺などを巡り紹介していきます。現在、NOTEへ移行中完全移行後、こちらは閉鎖します。

【衝撃】Chat GPTを使って書道を学ぶ。現代の書道界の代表的な作家を聞いてみた!

巷で話題のChat GPT

 

誰でも基本的な登録を済ませれば使えるというこの素晴らしい機能を試してみました。

 

一応、書道のブログなので、AIに書道について聞いてみます。

 

まずは、「書道」について。

 

書道は、日本や中国などの東アジアの文化に根ざした伝統的な芸術形式で、文字や言葉を美しく表現する技術を指します。書道では、墨汁と筆を使って、漢字や仮名、ひらがななどの文字を美しく描きます。書道は、文字の形、バランス、空間、筆の動きなどに注意を払い、文字を美しい芸術作品に仕上げることを目指します。書道は、美的な価値を重んじるとともに、精神修養や礼儀作法なども含む、広い文化的な意味を持っています。

 

書道を芸術としています。

 

太字にしましたが、「文字や言葉を美しく表現する技術」というのが大事ですね。

 

では、よく議論になる「書道」と「書」の違いを尋ねてみました。

 

書道と書の違いは、主に文化的・美的な側面であり、以下のように区別されます。

書道は、文字を美しい芸術作品として描く技術を指します。筆や墨汁などの伝統的な道具を使い、文字の形、バランス、空間、筆の動きなどに注意を払って、美しい作品を制作することを目的としています。書道は東アジアの文化に根付いた伝統的な芸術形式であり、漢字や仮名、ひらがななどの文字を用いて表現されます。

 

一方、書は、文字を書く行為そのものを指します。書は、文書を作成するための一種の技術であり、文章を書く際に使用されます。書には、印刷物と異なり、手書きの個性や筆跡が表れるため、書家の個性が表現されることがあります。

 

つまり、書道は文字を美しく描く芸術的な行為であり、は文字を書く技術的な行為であると言えます。

 

書道=芸術、書=技術と定義しているようです。しかし、「書家の個性が表現される」のが「書」であり、「書道」で表されていないというのは皮肉な気もします。

 

つまりは字を書けば、「書人の個性は表現されてしまう」よと言っているんですね。

 

だから何も学んでいない幼子が字を書けばそれは「」になるんですね。

 

人に感動を与えるのは、書家が鍛錬して書いた「書道」でしょうか?それとも人間性が良いとされる方々が書いた「書」でしょうか?

 

まあ、この辺りは好みにもよりますが、これがあるから「書道」・「書」はわかりにくいと敬遠されるんでしょうね。

 

2021年には国の無形文化財として「書道」が登録されていますが、こちらでも芸術上の価値の高さを認めるような表現がされています。

 

www.bunka.go.jp

 

ということは、ただ「書く」だけではダメなんですね。そこに美しさはもちろん、広義的には精神性や礼儀も含むと教えてくれています。

 

実際には境界線はかなり曖昧な気がしてなりませんが、ひとまず、このブログで主に取り上げる「碑」は先人が未来永劫に残るようにと一筆入魂で書いたものですし、石に字を刻んだ石工の美意識も間違いなく入るので、「書道」としていいと思っています。

 

ちょっと難しい話になってしまいました。

 

難しい議題でも中立に近い形で答えを述べてくれるのがChat GPTの特徴であるようです。

 

では、最後に禁断の質問をしてみましょう。

 

現代日本書道界の代表的な作家を教えて」

 

いやあ、だいぶ踏み込みましたよ。

 

西川寧、青山杉雨、上田桑鳩、杉岡華邨、山田正平、はたまた武田双雲…。

 

物故者だけでも挙げればキリがないですが、誰を出してくるのか。

 

誰が出ても絶対に納得する!!

 

さあ、Chat GPTさん、答えは誰にする??

現代の日本書道界には多くの優れた作家が存在していますが、その中でも代表的な人物をいくつか挙げます。

 

能島翠嶂(のしま すいしょう):1951年生まれの書道家で、幼少期から書道を学び、大学在学中に全国書道展で初入選を果たしました。以後、全国的な展覧会やコンクールで多数受賞し、独自の書風を確立しました。主に、草書や行書の書風が特徴的で、中でも「無事」、「生命」などの作品が有名です。


小林清親(こばやし きよちか):1946年生まれの書道家で、大学在学中に全国書道展で初入選を果たし、以後、全国的な展覧会で数多く受賞しました。特に、篆書や隷書、草書などの書風を得意とし、「四季の風景」などの作品が有名です。


市川道玄(いちかわ どうげん):1957年生まれの書道家で、幼少期から書道を学び、大学在学中に全国書道展で初入選を果たしました。以後、多数の展覧会で受賞し、自由で斬新な作風で注目を集めました。主に、行書や草書、楷書などの書風を得意とし、「天地開闢」、「水天一色」などの作品が有名です。


これらの書道家たちは、それぞれに独自の書風や技法を持ち、多くの作品を残しています。彼らの作品は、日本書道界における重要な作品として高く評価されています。

 

丁寧に生まれ年や生い立ち、受賞歴に代表作まで教えてくれました。

 

…。いや誰やねん!!

 

いや、きっと自分の知識が無いだけだと思って生まれ年と名前をグーグルさんに聞きましたが、いや誰やねん!!

 

かろうじで小林清親さんが画家として出てきました。画家として。

 

なら、答えた本人に聞いてましたが、いや誰やねん!!

 

という見事なオチをつけてくれました。もし、同姓同名で同様の受賞歴等があり、活躍されている書道家の方いたら大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。

 

どうも、こういうのは苦手のようです。

それでも一つの見解を示してくれるChat GPTがこれからどう伸びていくか楽しみです。