石碑巡遊〜手書きの魅力

名文・名筆を求め、各地の史跡・社寺などを巡り紹介していきます。現在、NOTEへ移行中完全移行後、こちらは閉鎖します。

映画・ドラマのロケ地のお店で見つけました。

こんにちは。

 

気づけは年が明けていました。1月も終わってしまいそうです。

 

昨年の話になりますが、外回り中での出来事。

 

お昼をどこで食べようと探していたら見つけてしまいました。

 

 

いかにも昭和チックなレトロな雰囲気が漂います。

 

これだけでも興味深いんですが、Googleマップで画像を探るとさらに興味深い写真が出て来ました。

 

 

「愛がなんだ」と「ひねくれ女のボッチ飯」のロケ地であるそうです。

 

どこで出て来たのか記憶がはっきりとは無いんですが、どっちも見たことがある自分としてはそれだけでテンション爆上がりです。笑

 

とくに「ひねくれ女のボッチ飯」は録画で見ていましたが、それでも夜遅くに見ていたので、飯テロ感にお腹が空いて仕方がなかったです。

 

というわけで、来店しました。

 

 

レトロなお皿に載せられたカレーが実家感を醸し出します。

もう見た目だけで美味しいです。

 

と、これで終わりたいんですが、これだとブログテーマが急に変わってしまうという事態になりかねません。

 

店内を見渡しました。

 

 

店内のメニューが手書きなのがまた良いですね。

 

刻字の額が目に飛び込んできました。

 

「幸楽萬年」と書かれています。

 

幸楽はお店の名前、万年は「長く続きますように」と考えられるので、このお店が長く続くようにという願いが込められた額になりますね。

 

刻者は「中山祥雲」という人物。詳細は不明です。

北区の石碑を調べていくとわかってくるのでしょうか。

 

丁寧な小篆で書かれています。

 

「幸」「楽」「年」の字座(字の重心)が上側なのに対し、「萬」はどうしても下半身になりますが、アンバランスさが強調され、作品に変化をもたらしている好例ですね。

 

アクセス

東京メトロ 南北線 志茂駅より徒歩5分