草加松原遊歩道 〜歴史を感じる文学碑散歩①
旧日光街道(県道足立越谷線)沿い、綾瀬川に沿って約1.5kmに及ぶ松並木があります。草加市の観光名所で国の名勝にも指定された草加松原遊歩道があります。
百代橋の下には「おくのほそ道風景地」と「日光街道草加松原」の道標があります。前者は元草加市長の今井宏、後者の書者名は不明です。両者の書風は異なるように思いますが、いずれも来たものを迎え入れる温かさを感じられます。
さて、この遊歩道には幾つか句碑等がありましたので、3回に分けて紹介していきます。
グーグル先生ありがとうございます。
道の北側入り口です。ここから東京方面に向かっていきます。
リンガーハットの真向かい辺りにある句碑です。
水原秋桜子の句です。この方には草加の地名を詠み込んだ作品が4句あり、そのうちの一つになります。川口から草加に入る辺りにも草加を詠んだ秋桜子の句碑があります。
書者は平勢雨邨さんで落款印の位置からも技量の高さを伺いしれます。有名なところでは『精萃図説書法論』の著者のお一人で、最近では『書法用語辞典』を森高雲さんと共著で出版されています。
さらに東京方面に進んでいくと百代橋が見えてきます。この橋からの眺望も素晴らしいです。
グーグル先生ありがとうございます。その2。笑
この橋を登る手前に松尾芭蕉文学碑があります。
「其日漸早加(草加)と云宿にたどり着にけり」という草加に着いたところを含む部分を書いた碑です。流麗な仮名風の調和体で筆者は木村笛風さんです。松尾芭蕉が実際にこの付近を歩いたことに思いを馳せることができます。
ここまでで、約500m強歩いてきました。ちょっと疲れてきましたので、一休み…。